ボリスバス(二階建てバス)

2020年現在のイギリスの首相といえばボリス・ジョンソンですが、以前はロンドンの市長を務めていました。ちょうどロンドンオリンピックが行われた時期にあたります。市長時代の功績といってもコレといったものはありませんが、評価すべきは「ボリスバス」を導入したことでしょう。

そもそも当時のロンドンバスは有名な二階建ての「ダブルデッカー」の老朽化により、二両編成の新型バスに入れ替えがおこなわれ、ロンドンらしい光景の一つが失われつつありました。さて、当時あらたに導入された二両編成のバスですが、何一つとしていいことはなく、様々な問題を抱えるのみでした。そもそも二両編成のため、狭いロンドンの道には不向きで、当時の大問題でもあったロンドン市内の渋滞を悪化させました。また、高額な人件費からバスの車掌制度をなくしたものの、そこに二両編成を取り入れたものですから、後部車両での「ただ乗り」が横行し、赤字が悪化するという、日本人であれば「えっ?」と思うようなデタラメな事態もおこったのです。

そのような状況下で新たに出てきたバスが新しい「ダブルデッカー」の「ボリスバス」で、見た目もかわいらしいお洒落な装いで、今でもロンドン市民には人気があります。