ロンドンのトイレ事情

私は約十年間イギリスに留学していました。留学中の生活範囲はロンドンのブルームスベリーというエリアで、そこにはロンドン大学本部(このことについては後日あらためて)とそれに付属する3~4の大学・研究所が立ち並んでいます。

そして忘れてはならないのが大英博物館(BM)で、大学エリアの南側に隣接しています。大英博物館といえばロンドンを旅行したことのある方なら、ほぼ訪れる超有名観光スポットですね。ですから、学生時代に大英博物館にはほぼ毎日訪れました。それはなにも展示品を見るためではありません。そう、トイレを使うためです。

当時のイギリスの大学は、そのほとんどが国立大学であることから予算がありませんでした。なので大学のトイレは異次元空間です。男性トイレの便器に未調理のジャガイモがまるまる1個が落ちていたこともありました。

確認します、大学のトイレです。

もうカルチャーショックを通り越して、シュールレアリズムの芸術作品を見ている気分でした。そうは言っても実際に「用を足す」には不向きであることは言うまでもありません。

そういうわけで定期的に掃除の入る大英博物館トイレでコトを済ませていたわけです。掃除をしているのはだいたい移民のおじちゃん・おばちゃんで、顔なじみにもなりました。いつも「お、今日もしにきたか!」とウィンクをしてくれたものです。

近年はセキュリティーチェックを受けねばならず、裏口から扉を開けてスゥーと入ることができなくなってしまったのは、残念でなりません。